40歳からのブログ MSWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。雑記。旅行記。軽く福祉。

【医療ソーシャルワーカー】たまにいる私が苦手なタイプのMSWさん 3つのタイプ

たまにいる私が苦手なタイプのMSWさんについて、急に書きたくなりました。ある意味自分がそうならないため、自戒の意味も込めて書く。そしてついでにストレス発散してしまおうそういった話です。たまたま、自分の書いたブロクで探し物をしていたら、こうした記事がでてきました。

www.makuharu.com

そんないろいろとはないのですが、まず、マウントとりがちなひと

福祉の世界・・・と言っても私は医療の中の福祉業界しかしりませんが、とってくるんですねぇ。どんな世界にも。

とあるクリニックでは、若いけど古株でなんでも意見がとおるMSWがいました。「まくはるさんのほうが知識は多いとおもいますが」と言いながら、相談が回ってくると「それ私が受けます」と引継ぎもなしに話を持って行ってしまう彼女。

たまに患者さんの話をして涙をしたり、ソーシャルワーカーとはなんぞや的な話をするんだけど、どうにも勉強不足を感じました。かといって、下手に訂正すると院長からおしかりを受けた。なんで?

とにかく自分ができるアピールをするんですね。自分がいかにできるかアピール。それでそれがそこそこ間違っている。

中でも一番驚いたのが、MSWが気をつけないといけない保険証の確認

この業界医療保険だけでなく介護保険も多々利用します。介護保険被保険者証ですが、横に長くて三つ折りなんですね。若い人はぱっと思いつくことはできないと思いますが、三つ折りにしてみると

大きさはB7です。

三つ折りを伸ばすとB7×3という大きさがうまれます。本来、被保険者証と有効期限があるとなんとかなります(都合、1ページ・2ページ・3P)。

  • 1Pに被保険者番号や保険者番号やら住所名前などなどが載っています。
  • 2Pには期間や介護度などが書かれています。ほかにも。
  • 3Pは介護保険を利用する際ケアマネをつけるとケアマネ事業所が書かれます。その下にはふつうは何もないのですが、たまに但し書きのように減免措置や逆のパターンなどが記載されている場合もあります。

だから、通常3P一枚ずらっとコピーを取ります。

私に院内で偉そうにしていた看護師長がめったにやらないのか、みんな怖くて間違いを指摘できないのか、1Pだけコピーしていました。尊敬の念がいっきになくなったのを覚えています。知らなくてもいいけど、だったらコピーやめてくださいって思いました。

MSWだったら医事課に嫌われます。本来は医事課がコピーするのでよいのですが、在宅診療を主にするクリニックでは、MSWがコピーをとることが多いのです。その彼女は1P2Pをとればいいと思っていたようでそれを5年間。思わず聞いてしまうんですよ。無礼のないように。すると「医事課がそれでいいって言ってたけど?」年上も年下も関係ないのは余裕がないから。そういわれて引きさがった覚えがあります。

MSWのみなさん、気をつけてください。

「介護保険被保険者証は1~3P、全部に目を通してください。コピーも同様です。」

そんなわけで詳細なことは知らないアラサー女子のご機嫌を損ねないように仕事をしていました。逆らうことはしない。院長に怒られるから。

だけど「まくはるさんは知らないと思いますけど」と言ってくる。黙ってたけど、間違ってるのはあなたです・・・。

教えているときに一番苦手だと思ったのはメモをとらない人

これは普通にありえないと思うんですよ。

後輩だけど年上バージョン

こっちは貴重な時間をとっているのにも関わらず、メモを取らない後輩MSW。年齢は私より年上で当時私はアラフォーで相手はアラフィフ。どこかの病院で数年前にMSWをやっていたというので、そんな説明は必要ないかなと思って好きなようにしてもらっていました。

すると、介護保険を知らなかったという話。あげく、病棟の違い(急性期・回復期などいろいろあります)を知らなくて、間違った病院に患者さんを送ってしまったことがありました。家族が知ったら、責任問題と思われるインシデントを彼女は数か月隠していました。私はお歳暮や会議などのために統計をとっていました。誰がどの病院にどういった疾患名で転院しているかです。みたら、この人回復期でリハビリして在宅に戻れる人を介護療養型に転院させてたよ・・・。当時はびっくりして、本人を責め立てるように確認してしまいました。ごめんなさい。

だから、メモをとれと。入職したてのころオリエンテーションをしたときに、資料だけで一切メモをとらない人だなぁと思っていました。その資料にそのことも書いてあったのによんでも聞いてもいなかったのか・・・という悲しい話です。

MSWさんで知らない人がいたら覚えましょう(当たり前だという人がいるかもしれません、ごめんさい)。

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後輩で年下バージョン

また、後輩でも「この会議ってどうやるんでしたっけ」と病院内で退院前カンファレンスを私が勝手に推奨キャンペーンをしていたころがありました。なんせ月に一回もできてないという状況があったためです。

 ▼古い記事なので点数が違います(今度書き直します)

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参加メンバーを何度言っても覚えてくれない人。メモをとってくれない。いっそ覚えてくれと何十回と説明しても覚えてもらえない。

最終的には、あきらめて彼女のデスクに小さくメモわかりやすいメモを作って挟みました。それでも私にきいてくるんだから、ある意味すごい。私が舐められてるのか慕われてると解釈した方がいいのか悩みましたが、後者を選択しました。

もう数年たっているので、覚えてくれていると思います。

覚えてなくてもいいから、読んでみて理解できたほうがいい▼

clinicalsup.jp

最後に「人の話をきいてくれない」MSWさん

MSWに限らずなんですけど、ソーシャルワーカー全般、人と話をしてなんぼだと思うんですけど、客観的に考えることが苦手な人。

俯瞰的にというのが私はわかりやすいと思っています。

物事を一段高い観点から俯瞰するように、大局的・客観的に捉えること。鳥瞰的。

というらしいのですが、3次元で考えてみて「一度自分の考えから抜け出して、自分の考えも併せて、他者や環境などをしっかり360度どこからもちゃんとみれる人が理想。

なのでその逆をいく人。自分の意見を押し付けてくる人。自分の意見を押し通す人はいいのですが、それだけを押し通す人。反対意見が飛び交ってもいいはずなのですが、反対意見をいうと瞬時のブーメランを返す人。

本当にそういう人に会うと、発展性のある話し合いもできないのでたいていの人は聞く側になってしまうんだと思います。

一度そうしたMSWさんがいて一緒に面談に入ってほしいと医師から頼まれて同席したことがあったんですね。

患者さんが悩み事を整理整頓できなくて困っているのに、聞き取りもせずに「こうしたことをいいたいんですね」などの言葉で片付け自分の考えを語ってたMSWがいました。当時はこれもありなのかなって思ったけど、今考えると違う気がします。

そういう人に限って話が上手だったりして、あとからの事後処理が大変でした。

そんな人のおすすめなのがバイスティックの7原則。おすすめです。個人的なおすすめです。

当たり前ですけど「人の話は最後までよくききましょう」。

結局のところ書いてみたら、福祉業界だけの話ではないということ

3パターン、仕事において苦手なタイプのMSWさんを書き連ねてみました。

こうなりたくないという願望もこめて。デス。

これは会社などでやるとタダの嫌われ者で済むかもしれないし、人それぞれの個性ということですんでしまうのかもしれません。しかし、MSWの場合はそれが直接その人の人生を変えてしまう場合があります。または医師やその他コメディカルに迷惑が掛かってしまいます。病院や医事課さんにも。

当たり前のことですが、私も気をつけますのでこれから医療ソーシャルワーカーになろうという方がいたとしたらこうしたことに気を付けてもらえると穏やかなMSW生活を送れると思います。

長い追伸:

後輩がわからないと困っていたら、ちゃんと助けてあげてください。A県立B大学付属B病院では絶対に先輩が後輩に教えてくれないという相談がきたことがありました。やめてしまったら元も子もないと思うので先輩であれば後輩を立派に育ててもらえたら、患者さんも助かると思います。

MSW用の記事はいじっていないので、算定点数が違う時があります。暇ができたら、点数や新設の指導料などのメモみたいな記事をあげたいと思います。