40歳からのブログ MSWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。雑記。旅行記。軽く福祉。

ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』が開始される前に一言いっておきたい

この夏、フジテレビで『健康で文化的な最低限度の生活』というドラマが始まるそうです。私は、ここで主人公になる、ケースワーカーさんというものに散々嫌な思いをさせられているので始まる前からイライラしています。

(またフィクションでお願いします)

どこの市区町村のケースワーカー(以下、CW)とは言いませんが、私が出会ったCWでまともに話を聴いてくれる人は皆無でした。特になりたてのCWさんが、ミスを犯した時、そのCWさんが所属する部署の偉い人が謝りにくる訳でもなく、カンファレンスでCWさんに落ち度がない事を主張しにきたことがありました。

後で、聞くと、新人のCWさんはその過酷な労働に精神的負担が生じすぐ辞めてしまうのでフォローがとても大変ということでした。私からすると公務員でいい給与をもらって失態を上司が庇ってくれるなんてすごいいい職場だと思いました。

また、とある生活保護受給者の人の担当のCWさんについて聞いたところ、会ったことないと言われたことがあります。そんなバカな!月に一回は面談としてCWさんと生活保護受給者は会うはず。なんで会ったことないの・・・・?

腹が立って、役所にいき、そのCWさんと情報共有と言いながら会いました。すると、CW:「なるべく関わりたくない」。

絶句。

そのCWさんは綺麗な女性で、ネイルもかなり凝っていて、髪も長くくるりんとカールがかかっていておしゃれな20代後半くらいの女性でした。

結局、何か質問するとその度に奥に行って上司の判断を仰ぐのは新人だからなのか方針だったからなのか。

とにかくいい印象を受けたことがありません。

わかってるんだけど、中にはすごく頑張っているCWさんがいるんだってことも。絶対に頑張ってるCWさんはいるはず。

このドラマがそうしたCWさんの話であれば、本当にいいと思います。ただ、こんなCWいねーよ!と思うCWさんだったら本当にイライラすると思います。

生活保護を受けている人は、不正受給者ばかりが確かにメディアに取り上げられているけど、それでも懸命に生きている人が多くいることは事実です。私も何人も会ったことがあります。死に直面し、お金がなくて満足に治療も受けられない人。急な離婚で働いても働いても生活に行き詰まってしまった人。中には、一部扶助(生活保護を全部受けるのではなく一部だけ受けること)で頑張っている人もいます。

だけど、CWさんがそれを把握せずに必要な扶助がなされていないケースもあります。正しくそれこそ、みんなが「健康で文化的な最低限度の生活」が受けられるようになるといいなと思うし、そこに一番関わるのがCWさんなので仕事してお金をもらってる以上、プロとしてそのケースに当たってもらいたいと思います。

個人的には大好きな田中圭さんが出演するので、観るか観ないか非常に悩んでいます。

そして、きっと漫画を読むのがいいのかな〜そんなことも思っています。

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