こないだ、オーストリアからバンコクの飛行機の中知り合ったダミアンと言うフランス人男性と毎日少しずつやりとりをしています。しかし、これが結構苦痛である毎日です。今日に至っては「お前なんか嫌いだ!」と思うまでにやりとりが面倒になってしまいました。
小さな諍いの始まりは「hentai」のワンワード
おはようとか元気?とかのやりとりは簡単なんだけど、今日に至っては「hentai」って日本ではどう使われてると聞かれました。
変態???
私「I do not use this words, it is bad.」と返しました。英文は間違ってるかもしれないけど、なんとなくわかるでしょ? 変態とかそんな言葉、私使わないし、いい言葉ではないと思うと言いたかったんです。
そしたら、じゃぁどう言う意味なのさって言われてしまって・・・・。
変態でググったら「変態仮面」と言う映画が出てきたんです。私はみていないんだけど、男性が女性の下着を顔にかぶるヒーローもの?
スパイダーマンは全身クモスーツだし、まぁこんな感じ?と思って予告動画を送信しました。それだけでも私は結構恥ずかしかった・・・。
内容はウィキペディアとかでみてください: HK 変態仮面 - Wikipedia
とりあえず、女性の下着で誰かが救われるらしいです。
そしたら、ダミアン(フランス人)が
「フランスではアダルト映画とかアニメとかで使われてるんだけど・・・・」
・・・・・・。
だったらそんな質問、女性である私にするな!!!!!
そう言ってやりたかったですね。言葉の壁を感じた瞬間でした。
変態って調べても、画像はへんなものばかりだし、少しアダルトなものさえあるし。仕方ないからこないだまで海外で働いてた友達に聞いてみたら、hentaiと言う言葉は世界共通言語のようなものだから、意味はそこまで教えることないと思うと言われました。
しかし、この変態についての彼とのやりとりをしてて思いました。
顔がみえないコミュニケーションって辛い・・・。
たかが、ダミアン1人にここまで手こずっている私です。
日本人ですらわかり合うことが難しいのに、会えない、言葉通じない、そんな彼とわかり合えるはずもない・・・・。
コミュニケーションを生業としている私ですが、顔がみえない文字だけ、しかも共通言語もおぼつかない相手を知ることはとても難儀なことだとしみじみ感じました。
そんなひとときを過ごして思ったこと
顔がみえて、日本語と言う共通言語を持っている私たちはきっと分かり合えるはずなんじゃないかと思いました。ダミアンに比べれば楽勝です。
嫌な人、嫌いな人とコミュニケーションを取るのは大変だと思いますが、楽さはダミアンに比べたらダミアンが知恵の輪ならそれはクリップくらいなものではないでしょうか。
顔がみえたり、日本語が通じる相手とのコミュニケーションは絶対に楽なんだと実感しました。
本当にあの人は一体、私と何をコミュニケイトしたいんだ・・・英語話せないんだったら、もう連絡取るのやめようかな・・・と思ってしまいました。私、フランス語話せるようになりたいとか思ってないし。
ダミアン、英語はそれなりにカタコトのようです。
英語が少しできるフランス人と英語が全然できない日本人のコミュニケーションは今後どうなるのか・・・と思っています。
なかなか、相手に自分の思いが伝わらないと嘆く人がいたら、「日本語」という共通言語があるだけマシだと思って頑張ってもらいたいなって思いました。
なんで、いきなりhentaiについて質問してきたんだろう・・・・。