40歳からのブログ MSWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。雑記。旅行記。軽く福祉。

数年前の今頃の私(受験後の過ごし方)

先日、福祉系国家資格受験がありました。福祉系の国家資格は、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士と3つあります。ケアマネジャー(介護支援専門員)は国家資格ではありません。なので、ケアマネジャーは今回外します。今日は、国家試験受験後、私自身受験後1週間は頭を抱えて辛い思いをしたのでそこからの脱却方法を思い出して書いてみました。

あまり知られていないかもしれませんが、福祉士の資格については以下のサイトで確認してください。しなくてもいいんですけど。まず、3つあります。それぞれ専門性が違います。

www.sssc.or.jp

気が向いたら、取得を考えている人向けにわかりやすく説明をしていきたいと思います。今日は受験後に私がどうして過ごしたかについて書きたいと思います。受験生で頭を抱えている人向けです。もしくは来年受験する人の参考になると思います。

 

国家試験を受けた後、どうやって過ごしたか

国家試験日は3資格とも1月に集中する

今年は、1月28日(土)及び29日(日)に、精神保健福祉士及び社会福祉士、介護福祉士国家試験が行われました。私は数年前に介護福祉士と社会福祉士を取得しましたが、介護福祉士の試験は専門学校で行ったので国家試験は受けていません(指定のルート)。社会福祉士と精神保健福祉士はそうしたルートはないのでどんな人でもこの国家試験を受けなければなりません。細かい話はまたいずれするとして、私が試験を受けたあとどう過ごしていたかという話をしたいと思います。

受験直後

社会福祉士・精神保健福祉士のとき、両方とも半分泣いていました。何故なら問題が解けなかったからです。社会福祉士受験は5者択1だったのでまだよかったのですが、精神保健福祉士の際は5者択2という恐ろしい試験に変更になっていたのです。簡単にいうとまぐれでアタリということができなくなったということです。したがって、

もうだめ・・・・

とそんな気分で帰宅したのを覚えています。ただ、落ちただろうと思いつつ、念のため答え合わせだけするものです。その答え合わせをするときのドキドキ感が半端なかったです。もう二度とあんな思いはごめんです。ただし、これは試験を余裕で受けている人には縁のない話です。

 

試験が終わって落ち着いたあと

ほとんどの受験生は答え合わせをします。どうやって答え合わせをするかというと、いろんな会社が試験後、その試験問題を入手し回答をしていきます。その回答を模範解答とし、ネットで公表をするのです。それを受験生は確認をし一喜一憂することになります。

検索エンジンで「社会福祉士 試験 解答速報」と検索するとそうしたサイトがでてきます。

私が当時、チェックしていたのは

  • 中央法規
  • 赤マル福祉
  • ヤマダ塾

くらいでした。

社会福祉士・精神保健福祉士、これらの試験は簡単だという人もいますが、無知識では絶対に合格でないようになっています。なんとなくの勉強では合格しません。そんな試験なので、3社の講師陣が束になってかかっても3社の回答が異なる部分がでてきます。こうした問題は解釈次第で答えがわかれる問題なので、正式な答えは試験の合格発表の日にしか回答がわかりません。しかもその回答がでるのは3月半ばです。私はその間がとてもつらかったです。

エクセルで表を作る

精神保健福祉士の受験のときは、模範解答を出す会社が増えていたので、いっそエクセルで表を作ろうと思いました。科目数は本来19教科ですが私は社会福祉士の資格を持っているため、共通科目免除でした。

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こんな感じ。各社の答えが全部一致していて尚且つ私の答えも一致している場合は〇、各社の回答が分かれていている場合は△、完璧に間違っている場合は×にして、〇がついた箇所の集計をとりました。一番の理想は〇が48コ以上の合格です(80点満点中6割の点数がとれていれば合格という基準があるため)。

左横に教科名を記載したのは、一教科でも0点だと70点とれていても不合格になってしまうためそれがわかるように、教科名も記載しました。例えば、「精神疾患とその治療」という部分で10点とれていても、次の「精神保健の課題と支援」という教科で0点になった場合はそもそも計算しなくても不合格です。

こうして、客観的に自分が合格に近いか遠いか客観視しようと心がけました。

結果

私は確実にあっているだろうという問題は38点しかありませんでした。あとは各社の正答が分かれてどっちかに転べばとれるかもしれない問題が24問。絶対に間違っている問題は18問でした。頭痛がしてきました。ただ、表にしているのでまぎれもない事実だと数日で頭痛が治まりました。

エクセルという手書きではない確実な表を作ったので余計な願望などは消え失せました。消え失せるまで1週間かかりましたが・・・。

頭痛が治まってから合格発表までは、仕事があったので、2月半ばには試験のことを忘れていました。合格発表の当日職場で言われなければ思い出すこともなかったと思います。

 

思い出

今になってみるとこの類の勉強にはやり方があると思っています。私のように仕事をしながら受験をする人なども多いと思います。スクーリングなどには60歳以上の人もいたし、受験後、結構ネットで今年の試験の難易度などが掲示板などにかかれたりします。大変だと思いますが今年合格して一緒に仕事ができたら嬉しいと思います。

私のときは「今年の試験、マジ簡単すぎ」「これ落ちたらバカ決定」など、書かれました。これを福祉士が書いたとしたら、お前こそバカだ!と思いましたが、今思うと、そうした批評は結構あてになりません。

私が受験したときは、受験対策や模試を開催している会社が「今年の試験はおおむね昨年より解きやすかった」と評していました。しかし、実際はその昨年より合格基準点はその年のほうが低かった(その年のほうがみんな点数がとれていなかった)です。蓋を開けてみないとわからないということだと思います。

私は「客観視」を続けていくことで少し楽になりました。現状を「客観視」することはどの仕事でも必要とされることだと思うので今できていない人がいたとしたらお勧めします。

そもそも試験から合格発表までの時間が長すぎ・・・・とイライラしますが、これもいずれ改善されていくと思います。