なんで恋愛は、もう勘弁なのかと自分で自分の問いかけてみた。
43歳の頃、付き合った人はとても性格の変わった人だったけどたまにみせる優しさがとても大事でとてもとても好きだったと思う。
でも、彼のことを好きになり過ぎたせいか彼のすることにいちいちイライラしてしまって結果的に別れてしまった。今思うとなんで、もっと優しくできなかったのかと後悔することがある。その後悔とともに、彼のような人にはもう出会うことはないと思う。
以前、ステキな人に出会った。
「今日はお世話になりました。今後、困ったことがあったらぜひ相談にのってほしいです。今後ともよろしくお願いします」
とメールしたその返事に
「こちらこそ、ありがとうございました。困ったことが合ってもなくても必要時はいつでも連絡ください」
って言ってくれた人がいた。
「困った時はいつでも連絡ください」という人はあっても、「困ったことがあってもなくても」という言い方はなかなかしてもらったことがなくて、その言葉に
(私、この人好きだな~)なんて思った。
もちろん、妻も子もいる人だったので素敵だな~という程度で良かったんだけど、これが妻子がいなくても、私はきっと(恋愛はもう勘弁)と感じたと思う。
それは、なんでだろうと思うと最後に付き合った人との思い出が大事過ぎてそれを手放せないのだと思う。性格もなにもかもどうしようもない人だったけど、確実に今までの恋愛と違ったのは、彼は私に持っていないものを多く持っていたからだと思う。
私にはない、知性・強靭な精神力・体力、今まで出会ったことのないものを本当に多く持っていた。
恋愛はいくつになってもしてよいと思うし、50過ぎても60過ぎても恋をしている女性は素敵だと思う。でも、私はきっとステキにはなれない。精神的に不安定になるし、誰も好きではない自分で精一杯だし、今が楽しい。