毎日8時にご飯!とリタさんが声をかけてくれます。リタさんちは朝ごはん付きで3,600円です。飲み物は飲み放題です。なんとなく会話は「私」「いく」「バレッタ」。そんな感じ。リタさん、毎朝ごめんなさい。I seeとか言えないからついにI think・・・自信なさげにいうようになりました。
ここから、24番のバスでバレッタに向かいます。毎朝です。バレッタの教会前。でも、今日はここではなくってガイドブックに書いてあるスリーシティーズをまわるの、私。
そんなことを思いながら、バスにのりました。地図上近く感じるのですが、湾岸が入り組んでいるので20分くらいバスに揺られたと思います。でも、ここのバスは速い。韓国並みに飛ばしている気がします。
スリーシティーズ
スリーシティーズとはヴィットリーオーザ(ビルグ)、セングレア、コスピークワと三つの街の総称です。なので、三つの街をめぐるつもりでやってきました。現地では「三都」という翻訳になるようです。もともとは漁村でしたが、1530年、聖ヨハネ騎士団がマルタ島にやってきたときに、ビルグの中に要塞を築き当時無人島に近い半島も要塞にしてセングレア(当時の総長の名前から)と名付けたそうです。2つの街の間のあった村をボスムラ、現在はコスピータワと名付けられたそうです。詳細はマルタ観光局WEBサイトに書いてあります。
まずはヴィットリーオーザ
スリーシティーズがすっごい観光地かというとそんなことはなさそうだ・・・という気分になってきました。バス停から海に向かうと多分、こっちだろう・・・・と思われる道がでてきます。こう見えて「アンジェロ砦」を目指します。とにかく地図通りに歩く歩く。あってるっぽい。
やってるっぽい。
You are Hereと書かれているところから受付までは坂です。とぼとぼ坂を上っていくとうすぐらくなっていて門が閉じています。受付の人はいるので中に入りたい観光客、でも言葉は話せないの的な感じで身振り手振りで気持ちを察してもらおうとしました。
するととてもかわいそうな人・・・という顔をされたので、私も悲しくなりました。でも、それは誤解でよくよく話を解読してみると
「今、工事中でやっていないの」
ということでした。そのときに思いました。アンジェロ砦がやってないのはいいの、ガイドブックに載ってたから。でも、その近隣の施設までやっていないのか。マルタって・・・・。日本で発行されているガイドブックには載っていないことが多い・・・。あとからそのときはマルタ観光局のWEBサイトはしりません。確認していけばよかったんです。ガイドブックだけを信じてはいけない・・・・ととても反省しました。でも、マルタ観光局のWEBサイトの存在は日本に帰ってから知りました。砦の左側に抜け道的なところがあるので侵入してみましたが行き止まりでした。冒険したい人はどうぞ。
こんな景色はみれます。ただ、どこからもこんな感じの景色はみれます。
しょんぼりしながら、海辺を歩く。船多い。
だったら、セングレアにいってやる!結構、坂を上ったりしたのでとても疲れました。
セングレア
セーブヘブン公園には絶対に行くんだ!!!!ということでガイドブック頼りに公園に向かいます。ここは街の端っこにあるので間違いなくたどり着けます。
あったーーーーーー!!!!
▲ヴェデッテと呼ばれる海に突き出た監視塔
この監視塔には面白い特徴がある。塔には監視の象徴として、目、耳、鶴が彫刻されている。接近してくる敵対勢力を海と空から、目を凝らし、耳を澄ませて休むことなく監視している事を表しているのだろう。
※マルタ観光局WEBサイトより引用
ガイドブックには載ってないんだもん。そろそろ破り捨てるかな・・・と見事な八つ当たりモードにはいる私。
私もこんな砦になりたい・・・。
バレッタからも入場できなかったアンジェロ砦も見渡せます。
コスピークワってどこ?
実は、コスピークワは見つけられませんでした。というより観光スポットではないようです。そうなのか・・・。
後悔
ガイドブック頼りだった私は、
英連邦海軍墓地(British Navel Cemetery) - 日本海軍慰霊の碑
に行くことができませんでした。なので、マルタはもう一度行きたいと思っています。
なんとなく消化不良の私は・・・・マルサシュロックにもう一度行って「目」を確認しようと思い立ったのでした。
マルサシュロックリターンズ
また来ました。今度は船の「目」を確認しにです。前回来たときはサンデーマーケットメインで来たものだから、漁村なのに船をみていませんでした。確認したかったのは船先についている「目」です。カラフルな伝統漁船ルッツが浮かぶ村・・・サンデーマーケットがメインと思っていたので、すっかりそっちを忘れていました。気になったら再度確認。
▼これ!
きれいに写真は撮れていませんが、カラフルな船が多くてきれいです。そういえば、この目、バスカードにも書いてあったよね・・・・同じかな・・・。魔除けとして書かれているらしいです。オリシスの目とかなんとか*1。
「目」探しにやっきになる私・・・・
▼探し中
さすがにお腹が減ってきた・・・
ランチ
店員さん:「これだべる?これでいい?」「他の写真も撮っていいんだよ~」
まく:「はいっ!」
▼撮った写真
間違いなくマルサシュロックでとれたものだと強調された気がします。
▼お店はココ
疲れちゃって店内の写真をとれませんでした。お店を選んだ理由も、お魚の写真撮ったら?などと優しい声をかけてくれたからです。白身の魚を食べました。ワイン蒸し。おいしかったです。結構人がいました。Facebookやってるみたいです。
La Nostra Padrona:https://www.facebook.com/La-Nostra-Padrona-349016441910136/?rf=209693159097797
バレッタに帰る
▲オーベルジュ・ドゥ・カスティーユ 首相官邸
中には入れません。紋章が有名らしいのですが、今の私は結構、ダーク。
もうおうちにかえる!的な気分でバレッタに戻ってきました。
「ん?」人が多く公園に流れ込んでいるようだ・・・。ついていきます。
アッパー・バラッカ・ガーデン
気付けば、公園内。
読めないんだよなあ。って思ったら人の名前でした。
これは素晴らしい景色だ・・・。実は、この時点でガイドブックを逆恨みしていたので何もしらずにこの景色を眺めていました。するとどんどん人が集まってきます。
あ~私が朝行ったスリーシティーズじゃない?
城塞都市というだけあって、高い壁が多くみることができます。いろんな国と戦ったんだね・・・。そんなことを思いました。
音楽が鳴り始めました・・・。
兵隊さんが球を込め始めました。どうも、一日2回ほど空砲を放つようです。ガイドブックを取り出す私。一日一回時報代わりに対応をスリーシティーズ方面に向けて発砲するらしいです。私がいたのは16時です。ガイドブックには12時と16時、一日1回って記載がありました。12時に大砲が打たれたら16時はないということでしょうか。マルタ観光局WEBサイトでは12時のみって書いてありますが、私は16時これを聞きました。間近で見ることもできそうです。そのためには、この庭の下にミュージアム(Lascaris War Room)があったと思います。お金がかかるので私は行きませんでしたがそこで聞いてみるといいと思います。数名の観光客が大砲の近くで見学していました。もしかしたらツアーかもしれません。ただ、近くにいなくても私は十分楽しめました。
お庭はこんな感じ。夜は電飾とかできれいらしい(あくまでも「らしい」)。
▼これどこだっけ・・・
バレッタにいると感覚がマヒしてきます。建物が結構似ていて、区別が難しいのです。
結局、そろそろ身体が持たなくなってきたので家路につこうと思います。
▼有名なスーパー(The Wembley Store)
成城石井みたいな存在。中にも入りましたが普通のスーパーに比べて値段が高いような気がしました。私はここで物は買わないけど、時間があったら寄ってみるといいかもしれないスポットです。私は違うスーパーでお土産は買いました。
感想
段取り力がひど過ぎて毎日が迷子です。同じ観光地を2回いくことが多すぎてこれ、3日とかだったら観光しきれないよ・・・と思いました。ただ、スリーシティーズは行ったほうがいいと思います。なんとなくマルタってこういう国なんだって説明なく感じ取れるところでした。偶然ですが、スリーシティーズに行った日にアッパー・バラッカ・ガーデンに行けたのは幸いでした。私はスリーシティーズからバレッタを眺めていたし、そのあとアッパー・バラッカ・ガーデンからスリーシティーズを眺めることができました。言葉では表現しづらいのですが、不思議な感覚がしました。スリーシティーズ後のアッパー・バラッカ・ガーデンはおすすめです。
今日行ったところまとめ
聖アンジェロ砦(Fort St. Angelo)
ガードヨーラ公園(Gardjola Gardens)
アッパーバラッカガーデン(Upper Barracca Gardens)
The Wembley Store
ランチ:La Nostra Padrona 結果的にマルサシュロック
*1:ウィキペディアより参考URL:オシリスとイシスの伝説 - Wikipedia