私は比較的、ハルさんとハルパパさんには嬉しいことも楽しいことも報告してしまうところがあります。あと悲しいこと辛いことも。少し時間がたったので傷も癒えたことだし、私がなぜ3,500円になってしまったかの話を書き留めたいと思います。
少し前、知人に飲みに誘われました。とてもいい人で社交的な人でした。普通の人です。奥さまもお子さんもいらっしゃるし、もともと3人でとのお話でしたので伺うことにしました。
1人は先に帰りましたが、双方終電を逃しました。私は、友達の家がその近隣にあるのでソコに行こうと思っていたのですが、知人はとても帰れる距離ではないのかどこかに泊まろうとしていました。知人は酔っ払っていたのか、スマホでホテルの予約をしていました。
私は友達にコンタクトを取ろうとしていました。
相手が予約していたのはレンタルルーム
私は今どきのホテル事情に疎くて、レンタルルームなどという名のあっち系のホテルは全然知りませんでした。知人はそこに私と泊まろうとしたわけです。その料金が1泊7,000円。何よりこれは普通入ってはいけないところです。恋人ならまぁどうぞ。
慌てて、こんなところに40も過ぎて泊まれないとドン引きしました。
まずはお茶でも・・・と喫茶店に入りました。すると私、スマホを落としてしまっていたのですね。その知人がいなければスマホは手元に戻りません。本当に申し訳ないと言って知人のスマホを借りて自分のスマホを探し無事スマホを手元に戻すことができました。そこで知人に借りができてしまいました。
仕方ないので、私が近隣のビジネスホテルを探し、知人とチェックイン。狭い部屋でしたが、ちゃんとしたホテルですし意味不明なレンタルルームよりはマシです。しかしセミダブル。一緒に横になるなどできません。腰痛がひどかったのですが私はイスです。最後までイスです。始発がでるまで固いイスに我慢です。スマホのお礼だと思って辛抱です。
4時間ほど意味不明な時間を過ごし始発で自宅に帰りました。
▼これの1/3くらいのすっごい狭い部屋。ひとり旅なら全然OK。あと、ハルさんや好きな人となら問題なし。
それでもレンタルルームより清潔感含めマシです。知人といるくらいなら外にでたいと思いました。知人、爆睡。ちょっとイライラする私。スマホの恩だけは返したい。だから我慢。
タクシー代割り勘ホテル代は8割私負担です。私は帰りたいのに。
自宅に戻ってハルさんに愚痴
朝帰りの事情をハルさんに詫びました。そもそもハルさんは朝帰りなど、仕事でも何回かあったので何も文句はないのですが、でもある程度デフォルメしながら自分の失態をお詫びです。でも、本当にその出来事がイヤだったので、今回ある程度のことの顛末を話したところ
ママはしょせん7,000円÷2、くらいなんだよ
と恐ろしい言葉を浴びせられました。その知人がよい悪いは別として、そんな扱いを受けたということは私にはそんな扱いでいいやと相手が判断したのだというのです。そして、ママがお金を出すのが悪いとまで言われました。
知人はそうした不快な思いをさせても私ならいいやと思ったのだろうということです。
言われてみたらそのとおり。私も大事な知人をそんな部屋に留め置かないし、固いイスに4時間も座らせておくことはしません。そもそも私は帰れる距離でもあったので、もし相手がそうした状況ならそれこそ自分のことは気にせず相手が帰りやすい環境を作ると思います。
ショックを受けたけど非常に納得をしてしまいました
まぁ40過ぎのおばさんに大金を積む人はそうそういません。ですが、知人は30は過ぎていました。私がそれなりの人間であればそんな粗末な扱いは受けていなかったのだとハルさんに言われて知人に対しての怒りは収まりました。
親として、「人に値段をつけるとかいう発想はあんまりよくないよね」と言いましたが、ハルさん至言です。
ハルさんは私があまりに呆然としていたので「まあ先生にはその100倍はいいところに連れて行ってもらったこともあるんだから、先生にとってはママはそれなりだったってことだよ」とフォローしてくれました。人はお金で気持ちは計れないと思いたいのですが、この歳になるときれいごとだけで物事判断できません。要は、3,500円のオンナということです。
そっか・・・ひどい扱いをされたと思ったときは私がその程度の人間だからなのか・・・と思いました。
ただ、裏を返せばとてもいい人たちとよい時間を過ごせたのなら私もその人たちと一緒にいることができるほど成長したということかな。そんな風に思いました。
その知人とは二度と会いたいと思いませんし会うことはないと思います。なのでもう知人でもなんでもありません。
ハルさん、名言ありがとうございました。
ハルパパには、ほったらかして帰るべしとお小言を言われました。でも、知人のおかげでスマホが見つかったわけですから・・・。しかし、結局二度と会わないなら余計1人で帰れと言われました。元旦那さんと現役息子双方からお小言をうけたとある日曜日の話でした。
嫌なことは嫌という勇気が必要だったなぁと思います。