実はという書き出しはおかしいのですが、とある協会の講師をしていたころがあります(変なヤツじゃないよ)。そのとき生徒さんでいらっしゃったママさんからランチのお誘いをうけました。あまりに衝撃だったので、日記を書くことにしました。衝撃だったのは、今どきのお子様連れ用レストランです。私は古米ママだけど、それがいいというわけでもありません。
かずのさん(仮)という女性
うちの妹と漢字まで一緒だったんですね。一乃(かずの(仮))。もちろん年齢はまだ30歳です。なので私の実際の妹より10コは年下だし、そもそもわが妹は気が強くツンデレ系。彼女は図書館司書(仮)、見た目おっとり中身しっかりの素敵な女性です。妹とは全然違うタイプなんだけど、名前もその漢字も一緒なのでついつい仲良くさせて頂いています。
初めて会ったころ、かずのさんは出産ギリギリまえの妊婦さんでした。お母さんになるためにいろんな勉強会に参加していてそんなときに出会いました。もちろん、私がやっていた講座はお母さん向けとは少し違うものです。とても美人でシンのしっかりした女性だな・・・と思ったことを覚えています。
お子さんが産まれた報告は受けていて本人とのご対面のためにランチしましょう!という話になりました。私が場所を探そうと思ったのですが、彼女がココいかがですか?と言ってくれたので、場所も確認せず、「ありがとうございます!楽しみにしてます!(原文ママ)」と言って指定された場所に向かったのでした。
そこは、オシャレママさんたちの聖地のようでした・・・(KICHIRI MOLLIS)
新宿の地下をうにょうにょ迷子になっているとかずのさんから「新宿中村屋の6階です」と連絡が。じゃ、写真(迷子になってるくせに)。
いいわけなんですけど、お店に来る前に、小学生の高学年らしき3人組がいて
A君:「あれゴディバじゃね?」
B君:「あー知ってる、イッコ300円すんだぜ!」
C君:「マジ?300円もすんの?」
B君:「300円だぜ!」
みんなで:「すごくね?マジすごくね?」
C君:「イッコ300円だぜ?な!」
「な!」ってなんだよ笑。小田急の地下にあるゴディバの前でそんな会話をしてた子どもたちに大爆笑してやり取りに聞き入ってたら、自分の立ち位置がわからなくなってしまって迷子になりました。今思い出しても笑っちゃう。
エレベーターを降りるとそこは宮殿のようになっていました
なに、この空間。あまりに驚いて、店員さんに「写真撮っていいですか?」
スーパー銭湯か居酒屋さんかという感じの下駄箱(他の呼び方をしらない)。あとから調べたらココ夜居酒屋さんなんですね・・・。
店内の様子は撮影しませんでした。私だけなんかすでに浮いていたし・・・(おばさんってことね)。写真撮影はOKでした。予約しないと入れないそうです(土日のランチはね、他は知らない)。
一番安いヤツを注文。ローストビーフ膳ってやつ。注文するときはテーブルにボタンがあるので(居酒屋さんであるピンポンってやると店員さんきてくれるアレ・・・)、声を出さずにすみます。
びっくりしたのは、ママさんの多さ。1歳未満の子から3歳未満の子どもたちがうわっといました。逆に幼稚園くらいの子はいなかったように思います。
フライドポテト・お野菜はもれなくついてきます。かなりおしゃれな感じ。もう頭の中が簡単にパニックになりました。
コレいい!と思ったのは、みんな子どもがギャン泣きするようなお年頃なので、みんな周りを気にするなく食事ができること。
ママ友のいなかった私でも、コレはいい!と思いました。ママさんって気を遣うんですよね、外食時って。子ども嫌いな(苦手な)私でも、泣いている子どもをあやすママさんに「ちっ」って顔をするヤツがいると
(お前のかあちゃんもこうしてお前をあやしてたかもしれないじゃんか!)
とイラっとします(イラッする理由:私、短気だから)。
ここでは、みんな子どもが騒いだり泣いたりする可能性があるのでママさんたちは、そこを気にしないで食事とおしゃべりができる。これは満員になるわけだ。お店の店員さんも慣れたもので、子どもがなげたお箸も拾ってくれていて、話しかけていたりして「天使?」と思いました。
ベビーカーの数だけ子どもがいる。これだけのベビーカーってそうそうみれないと思います。一応これでも入店時より数が減ったほうです。
味のほう
これは好き嫌いが分かれると思います。味は濃いです。あまり言及しない。何故なら空間としての存在意義があまりにも大きかったから。ママさんのバリアフリーを実現してるから。そういう感想。
お茶の場所は少し頭を使いました(ブレッツ カフェ クレープリー)
その後、新宿をブラブラ散歩したのですが、子連れ・1歳児でベビーカーとなると私が行くところは2か所。その1か所である新宿高島屋。二子玉川の高島屋ほどではないのですが、テラススペースがあります。小さなストーブもあることだし、寒いけど上着を着たままであればなんとかなりそうなのでココに決定。
ガレット屋さんについたよ
もともと神楽坂にあったガレット屋さんが知らない間にいろんなところにできていました。そのひとつ。
私が頻繁に使うお店は結構限られていて(頼まれないと新規開拓しない人)、ココもそうしたお店の一つです。私は20年ほど前からマリアージュフレールの紅茶が好きでココでもそれが飲めます。新宿伊勢丹の横にもマリアージュフレールのお店はあるけどあそこは食事のお値段がここよりお高いので、ガレットとマリアージュフレールが好きという人にはココはお勧めなんじゃないかと勝手に思っています。今回、私が頼んだのカフェオレだけど。
▲一番シンプルなキャラメリーゼのそば粉のヤツ
最近、スマートフォンでそれっぽく(なんちゃって的なアレ)写真を撮るのがそこはかとなく楽しいです。今日は、かずのさんとかずのさんのお子さんを撮りまくりました。そして
まく:「うまく撮れてるよね!!」
かずのさん:「はい」
素直に私、ご機嫌になりました。でも、今振り返ればこの流れで「ちょっと・・・(下手です)」とは言えませんよね・・・(今頃反省)。
感想
ビフォーアフター(出産前本人おなかの中→出産後本人現物)を初めて体験しました。
かずのさんは初めて会ったときはかなり、不安そうにしていて「この人大丈夫?」と思ったくらいでしたが、今日はケラケラと笑っていて「人はそうそう死なない」(私の口癖)と言っていました。出産を経て女性はさらに美しくなるもんだなぁと実感しました(語弊のないように:出産してない女性が美しくないとか言っていません)。
私は美しさは強さでもあると考えています。おなかにいたコが外界にでてきたリアルを体験させてもらえて本当にうれしかったです。かずのさんどうもありがとう。
あと、伊勢丹のエスカレーターに乗ったときにお年寄りご夫婦が2組いました。
1組のご主人はベビーカーに対して「ちっ」と舌打ちをしました。今度やったら「高齢者だからと言って・・・」といおうかと思って身構えていたら、もう1組のご主人が
「赤ちゃんは本当にかわいいな~」
と言って素晴らしい笑顔で対応してくれました。後光がさしました。私もこんな人になりたい・・・・と激しそうになった自分を戒めました。70歳くらいの方かな?
いろんな意味で素晴らしい一日だったと思います。
独り言:ハルパパと今日話をしていて、「あれがこうでこんな感じのアレ」って言ったら、「オレは通じるからいいけど、他には通じないと思うよな」「子どもとお年寄りに多い発言」と言われました。自分でいうのもなんだけど、ボキャブラリーの問題だと私は思う。
KICHIRI MOLLIS お店情報
ジャンル:居酒屋・ダイニングバー(その他)
最寄駅:新宿駅から地下A6番出口直結
TEL・予約 :050-5570-8067(食べログからも可能)
住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル 6F
営業時間:
ランチ 11:00~15:00 カフェ 15:00~17:00 ディナー 17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 :無休
※2017年2月の情報です
ブレッツ カフェ クレープリー 新宿タカシマヤ店 (BREIZH Cafe Creperie) お店情報
ブレッツ カフェ クレープリー 新宿タカシマヤ店 (BREIZH Cafe Creperie)
ジャンル:カフェ、クレープ(ガレット)、フレンチ
最寄駅:JR新宿駅「新南口」徒歩2分
TEL・予約 :03-5361-1335(2月のテラスは空いています)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤ 13F
営業時間:ランチ 11:00~15:00 カフェ 15:00~17:00 ディナー 17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 :不定休(高島屋が休みだと当たり前だけど休み)
※2017年2月の情報です