40歳からのブログ MSWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。雑記。旅行記。軽く福祉。

ひとり時間に20年前のドラマ ロングバケーションを観た感想

SFC修行という名の飛行機乗りまくる日々の中ではまり始めてしまった、ジャニーズ。今まで「おっかけ」分野を軽く否定していた気がする過去の私に

「今すぐここで土下座しなっ!」

と思う今日この頃。ついつい、さかのぼること20年前に流行った「ロングバケーション(以下ロンバケ)」というドラマを3倍速で観ました。一応、私世代のジャニーズと言えばSMAPだったものですから・・・。 

 

まくの特技:2~3倍速でドラマを観る

先にこっちを説明しておきます。私は以前、速読にこだわっていた時期があります。フォトリーディング(知っている人いるかな・・・)やそれに付随する読書法の講座はかなり受講しています。それらの是非は置いておくとして、そんなことをやっていたら、そのうち、ビデオを2~3倍速で観るDVDリーディング的なことができるようになりました。なので、じっくりハルさんと観る、または自分が観たい映画やドラマは1倍速。一回観たことある映像はだいたい2~3倍速です。倍速ができない場合は飛ばし鑑賞をします。そんなわけで、少しの時間でロンバケを観終わりました。練習したら誰にでもできます。

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ロンバケのロケ地は多摩川沿いじゃないけど。

ロンバケとは

さきほど書いた通りロングバケーションの略です。私が大学卒業したかしない頃に流行っていたドラマです。

参考ULR:ロングバケーション (テレビドラマ) - Wikipedia

ミナミとセナ(当時の私は漢字を知らなかった)の友情以上恋人未満(主にね)を描いたドラマです。 

落ち目のモデル、南(ミナミ)は結婚式当日に婚約者(あさくら)が失踪してしまい、そのルームメイトだったピアニスト、瀬名(セナ)と同居することになる。婚約破棄で落ち込むミナミにセナは人生がうまくいかない時は「神様がくれた休暇(ロングバケーション)」だと考えようと提案し励ますが、一方でセナも自分の才能に自信を持てず、後輩のリョウ子との恋もなかなか進展しない。ミナミとセナはトラブルだらけの同居生活の中で、次第にお互いがかけがえのない存在になっていく。

ウィキペディアより引用

放送当時をよく思い出す

そういえば、私はキムタクと同い年だったな・・・ジャニーズいいじゃん!とか思いながら、SMAPってあまり意識してこなかったなぁ。

私は当時のドラマをあまり観ていませんでした。なので、ロンバケもちょいちょいしか観ていませんでした。どちらかというと、今はなくなってしまったロケ地(セナんち)の近くをよく通っていたので、ここで「みなみ~」「せな~」なんてやっていたんだな・・・なんてことタバコをふかしながら思っていたものです(私は20~35歳まで喫煙歴あり)。

今はあまり行かないのでわかりませんが、箱崎から両国に向かう手前右にその二人の愛の堤防?があったのだと思います。なつかしい・・・。

ミナミさん、めっちゃ男前すぎる件

主人公のミナミさんはアラサー。しかも仕事がない元モデル。とにかく男前。いまどき、こんな30代っているのかなぁ。こういうタイプとは友達にはなりたくないけど、みてみたい。友達になったら確実に毎日ケンカだと思います。どちらかというと私はセナタイプ。

改めてみるとミナミさん、軽くADHDと言われてもおかしくない空気読めないっぷり。傷心のセナくんにフォローになっていないフォローをいくつもしてくれています。

例えば第1話では4年に1度しかないコンクールに落ちたセナくんに「しょうがないじゃん、落ちたものは落ちたんだから」と身もふたもないフォローをします。でも、セナくんに「よくもわるくもぶりっこ=人を信用しすぎる」と評されているのでオヤジオヤジとバカにされていても本当にいい子なんだと思います。

ミナミさんの後輩モモちゃんはもっと空気が読めません。三角関係の3人がいたらその中心にミサイルをぶち込むやんちゃぶりです。

確かに当時はこうやって結構人の気持ちお構いなしに自分を突き通す人が多かったように思います。でも、それが当たり前だったからとても楽しい時代だったと思います。それでも友情は成立してと思います。「言っていいことと悪いこと」の使い方が最近歪んでいる気さえします。

でも何気に時代背景に落ち込む

途中ミナミさんを好きだという人がでてきます。でも、その人はバツイチ子持ち。そこでミナミさんは軽くショックを受けるし、セナくんも「あなた、なにしてるんですか?」という感じで説教モードに入ります。この時代の人はバツイチで子持ちってだけでキャパシティーオーバーになるようで、かるく落ち込みました。でも、バツイチ子持ちでも私の周りに再婚している人はいますけどね。30すぎるとババアなのか・・・。私はおばあちゃんだよ。

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逆にイラっとしたセリフ

ミナミがミナミさんを好きになった彼に向かっていうセリフ

「いつも先輩やって、年上の女やって、いろいろやって、疲れます。30過ぎて1人でつよがりばっか言って、やることおやじみたいになっちゃって、私もやっぱり・・・疲れます」

おいおい。30過ぎってそんな年上の女とか思われないよ。40過ぎたらおやじとかそんな感じじゃないし、そもそもオヤジって結構かっこいいと思うんだよ。あと強がってる人そんなこと言わない。

ついイラっとしてしまいます。そんな風に思っているアラサー女子がいたら、慰めてあげたいと思います。大丈夫、40過ぎたらそんなことも言ってられなくなるから。

 

私が感じた名言

セナ:「いい加減、いい歳して人に幸せにしてもらおうっていう他力本願やめたら

ロンバケはいろいろな名言を生み出しているといわれていますが、私はこの一言を聞けただけでこのドラマをみた価値があるなと思いました。

ロンバケっていうと、名言集的なあたりでこの言葉はあまりお目にかかりません。でも、私はこの言葉で一日考えさせられてしまいました。

確かに私が20代のころは「結婚して幸せにしてもらう」ということが恋愛のゴールだった気がします。そして実際にそのゴールを迎えた友人は数多くいます。まさにその時代のドラマなのに「人に幸せにしてもらおうという他力本願」というセリフがよくでてきたものだと感心してしまいました。

 

思ったこと

再放送などでみたことがある平成生まれの人たちもいると思います。でも、まだみたことのない学生さんをはじめとする若い方たちが、こうしたドラマをみて何を感じるか気になります。今の時代、恋愛も結婚も興味がない人が増えてきたと聞いたことがあります。そんなことないのかな。

このドラマのセナくんも結構へなちょこくんです。当時で言えば草食系男子にはいると思います。なんせ、当時は肉食バンザイの時代だったのです。何が言いたいかというと1990年代のドラマって結構名作が多いのではないか?と思い始めています。若い人たちがいろんな価値観を発信しているこのごろ。ぜひ、20年前や自分の両親の若いころに流行ったドラマなんかを観てもらえたらいいなって思いました。「ブジテレビの月9」って名作ドラマが多かったと思います。東京ラブストーリーも1990年代だったよね。そんなことを思った夜でした。 もとの話に戻りますが、ジャニーズのファンクラブへの入会を考えたりしました。

 

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