近未来・・・・あってもおかしくないお話だった。
東野作品は実はまだこれで2冊目。
映画化されるとしってあわてて読んだ。
ストーリーは、近未来?なのか、遠い未来なのか。
犯罪捜査にDNAが使われる。
そのDNAは今までの操作方法とは異なり、
あらかじめ採取された国民のDNAから、犯人を割り出すといったもの。
国民から任意で集めたDNAデータをデータベース化し、
犯人と思われる人間の残したDNAをデータベースからあらいだし
犯人を特定していくという。
しかし、その完璧に近いシステムの中で、エラーが起こった・・・・。
そのエラーのために、主人公が犯人とされ
逃亡者となる。
という内容だが、何気に、主題はそこではないような気がする。
目に見えるもの(データ)を信じるか
目に見えないもの(自分の心が決めるもの)を信じるか。
最終的にはその択一を読者に求めているようなそうでないような。
最後は納得いかない・・・という場面があったが
それでも
・・・ま、いっか。
と思わせるようなシーンで終わった。
ちょっと分厚いけど面白かったです☆
次は何を読もうかな?