40歳からのブログ MSWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。雑記。旅行記。軽く福祉。

欠席裁判の行方・・・きっと人生初で最後のつるし上げ

ハルさん、最後の中学校生活。いきなり、「それ」はやってきました。

しかも留守電にメッセージだけ残すという手段で。

それは携帯の留守電から始まった

私はあまり携帯を持ち歩かないので、あまり携帯電話にでることはありません。

親しくなったかもしれない・・・と相手が許してくれたときに限ってLINEを交換します。通話も基本Line。

携帯を利用するときは、電波が届き辛かったりするときで、あとは着信履歴をみて、そこからかけなおすか判断しています。

そして週に一度、確認をし留守電はちゃんと聞きます。

ある日、一本の留守番メッセージが入っていました。

「3組の鈴木(仮)です。くじ引きの結果、まくはるさんが学年委員になりました。」

以上、終了。

固まりました。別にいいんだけど。

私が学年委員になるということは、我が家では生活ができなくなるということ

うちにはパパと言う名の役割の人はいません。私が世帯主です(老いた母と私とハルさんの3人暮らし)。

したがって、平日に仕事を休むことはできません。有給を使うことになります。 でも、そんなに有給もないから、下手すると給与が減ります。死活問題。

ちょっと待ってね、その意見

たまに、シングルだろうが、みんな役員は平等にせよ という意見をききます。または、子供や学校とつながるよい機会だという人も。

最近、もうそのセリフ聞き飽きちゃって、(うん、了解。それでいいってば。私が欠勤をしてボーナスに響いて生活がカツカツで旅行なんてアホなことが言えなくなればそれでいいのか?いいよ、それで・・・・) そんなことを考えてしまうようになりました。

でも、それは、生活に余裕がある人・心に余裕がある人の考えであって、時間に余裕がない私には単なる綺麗事にしか思えませんでした。私より貧しい家庭はあると思うんだよね。だから、シングルだから免除というのは確かに正しくないかもしれないと思いました。

いっそ、年収で決めたらどうだろう。だってさ、共働きで私より収入が低い(人はいないと思うけど)、そんな家庭に仕事を休んでまでもPTA活動に参加せいというのはなんとも無慈悲な話です。

もうPTAも時代ともにかわってくれないかな・・・。世帯年収で免除があるというのは、本当に正しい免除になると思うんだけどね。

そう、「みんな平等」って意見は待ってね。もうそれ、古いから。

そして私が選んだ結論:やってやる私なりにね

もはや、留守電でいいっぱなしにされて意見を述べる機会もない私・・・。与えられてしまったものは仕方ない。 怒っても解決しないので、 腹をくくっていました。

平日の保護者会はいけない。 平日夜の茶話会は欠席。 企画はなんでもするけど、できないものはできない。 そう主張しようと思って、そのまま連絡待ちの状態にしました。

そしてこの決意が呼び寄せた何か・・・

そして数日経ったある日、今度は留守電では証拠として甘いと思ったのかショートメッセージが携帯に送られてきました。長文だったので、料金高いだろうな~なんて思って悲しかったです。しかし、メッセージの内容に首を傾げてしまいました。

「PTA副会長の清水(仮)です。学年委員長に選出されたので早く、前任者と引き継ぎをしてください」

若干キレ気味のこのメッセージ。驚いたのは私でした。 200人いる保護者の中で私が委員長ってどれだけの確率でそうなった?

まさかのまさか欠席裁判はこんなに酷なことをするのか・・・。 少しキレそうになりました。

そして、学年委員長が行うこと、そのための提出書類がどっさり家に届けられました。中を確認したけど、この仕事量ハンパなさ・・・・。ある意味今まで学年委員長をやってきてくれたお母さんに同情をしてしまいました。

学年委員長の仕事は若干普通にお金を払うレベルだった

これ、ちょっと負担が多くないか? 私がどうこう関係なく、仕事の負担量に驚きました。そして、PTAからいろいろな会に対してお金がでることなどいろいろわかりました。 PTA、いらなくね?そんなことを思ったりもしました。

だって、8割、みんな関係ないことにPTA会費が使われているし、これで、学校がどうよくなっていくんだと思いました。

交流とかそんなことより、おばさんたちに茶話会とか先生方への餞別?とかそんなことにお金を使うなら、年単位で貯金して、防災時のヘルメットとかお水とかそうしたものを常備するとかそのための勉強会を開くとかそうしたことにお金をあてたほうがよいのでは? いろんなことを考えさせられました。

よっぽど、学年委員長になれたのなら、こうした無駄をどんどんなくしていけないものか・・・そんなことを思いました。

同じことを考えた人も多くいたんじゃないかな~って思います。 ただ、PTAというところはなかなか一般人の意見は受け入れられず、そもそも議題が通らないもの。私の意見なんてとおらないだろうなと思いつつ、せっかくくじ引きで学年委員長まで登りつめたのであれば(自動的になんだけど)、やれることをやってみようと、思って数日過ごしていました。あと、これだけの仕事量。賃金発生させていいレベル。

こうしたこと改正できるならやってやる、学年委員長。

しかし、そんな私の考えは露と消えた

そんなことを考えて過ごしていたら、ハルさんの幼馴染のママさんが家まできて「ピンポーン」とチャイム鳴らしました。

うるせーなーと寝ていた私。でも、ハルさんの友達のママをむげにはできません。。

私:「どうしたの?」

ママ:「まくちゃん、学年委員長になったでしょ」

私:「うん」

ママ:「こないだの総会でなかったでしょう」

私:「うん(平日昼間とか無理だもん)」

ママ:「そのとき、まくちゃんのこと話にでたんだよね」

なんてことはない、話を聞いてみると、私学年委員長だとPTAの都合がよろしくないということがわかったので、もっと協力的な人とチェンジしようとそういう話になったのだそう。

そして、その協力的なのが、専業主婦でとってもPTA役員のママさんたちと親しい、このハルさんの幼馴染のママさん。

ママ:「だから、書類もらえないかな。まくちゃんがいいって言ってくれたら、学年委員長は私がやってもいいんだんって」

私:「それだとママさんに負担かかるから、変わってくれなくてもいいよ。会議は土日にしてもらうけど。」

困るママさん。 多分、私が泣いてありがとうというシーンを想像していたのかもしれません。 でも、私は私でできることをする気満々だったので、今更何をいう!という気持ちでした。 ただ、ママさんを困らせるのは本意ではなくて、どうしたものかな~と真剣に悩みました。

私:「なんで私だといけないの?」

ママさんは非常に言いづらそうに、私はハルさん幼稚園児にママ友会でちょっと怖いママで何を言い出すかわからないタイプだという話が、なぜか中学生のPTAママさんたちの間で話があがったのだそう。そして、学年委員長とはいえ、PTAの副会長が偉くその人のスケジュールで物事がうごいていくようで私の意見は通らないのだそう。

だったら、学年委員そのものがいらなくね?そんな風に思いました。

そうしたことで、ママさんには私、になんとしてでも「学年委員長を辞退します」と言わせる命題が課せられたわけです。そしてそこにいる。

ありがたいんだか、なんだかよくわからないけど、

学年委員長に指名、クビ?

やる前にクビって失礼な話なんだけど。

学年委員長をクビになったの?

だったら、最初から学年委員に指名をしなければいいし、学年委員長にしなければいいのに(ちょっとむかついた)。どこからどんな話がPTAに行ったのかわからないけど、ママさんから軽く聞いたところ、

「運営上、ちょっと適任ではない」

というのがクビになった理由のようでした。一体なんなんだ!と思ったけど、欠席裁判の恐ろしさ、そして、身勝手なPTA運営サイドを垣間見ることができました。

私、やってもいいと思ってたのに・・・。

欠席裁判について私が思うこと

本当に辞めてほしい。そもそも欠席裁判という言葉生まれるほど世間に浸透するってどうなの?勤めている会社でも「欠席裁判、怖いからね」とお休みをもらって2時間のために学校に行くママさんもいます。私は、裁判については受け入れているのでもういいやと思っていました。ただ、我が家の状況は知っているのに一番大変な委員、そして委員長と駒を進めてくれた出席者のママさんたち。

みんなおかしいんじゃない?欠席するしかない保護者と出席できた保護者。どっちがえらいということないと思います。

それぞれ、理由はあると思うから。だけど、もはや私の場合は「仕打ち」だとしか受け取れません。

そもそも、携帯の電話番号は連絡網以外は利用しませんって書いてあったから連絡カードに記載をしたのに、知らない人から携帯に電話がかかってくるって駄目だよね。しかも、私は学校からの「個人情報保護法に関する同意」という書類には一切「同意しません」と書いているからね。

そうした、PTAや個人情報の問題も含め、言ってやりたいことをPTAでいってやれと思っていました。

結果、私はママさんから懇願されてクビとなってしまいそれがかないませんでしたが、これから、欠席裁判という言葉がなくなるようにいろいろ考えたほうがいいと思いました。やりたくない職を欠席した人にあてがうことが当たり前になってしまったから、そんな恐ろしい呼び方になってしまったのだと思う。

もうかかわれないのでなんとも言えませんが、欠席裁判と恐怖を伴う保護者会でなくなることが大事で、今度、そうした活動ができないものか・・・そんなことを思います。

ついでに茶話会の時間とお金を防犯や防災の講演や討論に変えてくれと思います。

茶話会、めっちゃ意味不明だから(あ、これは愚痴)。

そんなわけで私の欠席裁判は・・・・

学年委員から学年委員長まで上り詰めその後、クビになりました。なんだかな・・・。

以前書いた欠席裁判への思い 今回が一番納得いきませんでしたね

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