世の中は三連休なので楽しい時間を送っている人が多い中、私はとてもつまらない時間を送っている。
昨晩、高学歴高収入180センチイケメンである知り合いに相談にのってほしいことがあると呼び出され近所で食事をした。
悩みは、部下のモチベーションをどうやったらあげることができるのか。
話をよくよく聞いてみる。
彼の悩みとその主張
部下のやる気がどうしてもでてこなくて、彼としてはもっとやる気をもって部下が楽しく仕事できるためにはどうしたらいいか考えている。部下と会えたのも何かの縁。やっぱり有意義な時間を過ごしてもらいたいし、せっかくこの会社に入ったのだから、なんとか仕事の楽しさを見出してもらいたい。部下のモチベーションをあげるにはどうしたらいいか。部下は複数。
正直、ハルさんが昨日からハルパパの家に泊まりに行っている私にしてみたら、もうどうでもいいような悩みで少しイラっとした。
彼:「部下のモチベーションをあげることができなくて寝れない」
う~ん・・・・。・・・・・・。
簡単に考えるとこの「彼」はとてもいい人だ。そして実際にいい人だ。でも、あなた
ひとりよがり
って言葉知っていますか?
- 部下が仕事ができなくて困っているから、それをなんとかしたい
- モチベーションがあがらない部下のおかげで仕事に支障がでている
というなら、まぁ話はわかる。しかし、単に部下のモチベーションアップはどうしたらいいのかってことで寝れなくてどうしたらいいのかというのであれば、答えは簡単。
寝・る・な
である。
そんなことを言ってみた。そうすると、知人は「一期一会」という言葉を大事にしているという。袖合う縁というのを大事にしたいと。でも、そんな理想と反して寝れないことはつらいのだと。
とてもいい心がけだと思う。でも、大事にしたいものがあってそれがうまくいかないときは、大げさだが、決断しなければならない。
- 睡眠をしっかりとって自分の体調を大事にするか
- それとも部下のことを心配して毎晩寝れない夜を過ごすか
しかし、それもできないという。どうしても寝る前に彼のことを考えては不安になり、たまに怒りを覚えたりして寝れなくなってしまうと。
お金をもらっての相談なら、いろいろと方法を探すのだけどこれはもうボランティア。途中で、
「何が一番大事なのか優先順位がわからないし、部下のことを思いやってる姿勢は素晴らしいけど、部下のやる気がないというのは何をもって判断したのかわからない」
とお伝えした。
もしかしたらやる気がないとみえている部下は「実はやる気満々」なのかもしれない。そうした客観的視点を持ちましょう。多角的視点が大事です。
そんなことをお伝えした。
いたく感謝されたが、私の中では、高収入高学歴美しい妻と愛らしい子供。彼の心の叫びに全然共感ができなくて、途中帰りたくなってしまった。
「恵まれている悩みである」とバッチリ伝えると、
「確かに世の中では食べるにも困っている人がいるのに・・・」と
そこじゃない!!!
と私がドン引きするような話をし始めた。こうなってしまうと、相談先は心理カウンセラーだ。
心療内科でカウンセリングを受けることを最終的にご案内した。
あと余談で、宗教学について教えてほしいというので(私が20代通っていた大学での私の専攻が世界宗教史だったため)、なぜか聖書の読み方を講義する羽目に。
正直な感想
ハルさんがハルパパの家に二泊三日で泊りに行っている私に話す話ではなかった。それでも寝れない・寝たいということであれば、心療内科に行って睡眠剤でも貰って寝てくれたまえ。
部下のモチベーションのために睡眠が取れなくなってしまうそのメンタルもどうなのよ・・・と思うけど、こんなことをにこやかに相談してくるくらいだから本人、そんなに困っていないんだろうなあって思った。
彼に送る言葉は「生きてるだけで丸儲け」である。
人は本当に欲深い・・・。そんなことを思った。
彼にとってこの悩みは大きく大変なことであるので、軽視することはできないと思うのだけど昨日の彼をみている限り死なない悩みであることは断言できる。
昨晩、宗教史の話をしたため、またしてもエルサレムに行きたい欲が高くなってしまって、スマホで航空券とか宿とかを探した一日だった。今年は仕事の関係上長い休みが取れないから来年かなぁ~なんて思っている。