40歳からのブログ MSWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。雑記。旅行記。軽く福祉。

沖縄の交通事情が2年前に比べて福祉的に良くなっていたことに気づいた件について

もう4日も沖縄にいると「はいさい〜」って言ってもいいのかなって思うようになってきています。今回は、健康な方にはあまり関係のないかもしれない話になります。障害をお持ちの方で最近、沖縄に行ってないなぁという方はぜひご一読ください。もちろん、健康な方もウェルカムです。

ゆいレールにICカードが発売されていたことを知った

私が最後に沖縄に来たのは2年前。そのころは一度しかゆいレールを使わなかったので気づかなかったのかもしれない。

しかし、今回なんと、ICカードがあることに気づいた。遅っ!って・・・ごめんなさい。ただし、私のアンテナに引っかかったのはそこではない。 

▼引っかかったのはこの写真

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 左のところの

「障害者割引」

「運転免許返納割引」

という赤い文字が私の目に飛び込んで来ました。

障害者割引とは

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、国内の高速道路やJRは、障害を持つ方に対して一定の割引制度を設けています。日本では障害の種類は、ざっくり身体障害・知的障害・精神障害と分かれています。SFC修行が終わったら、福祉的な話が増えると思うので、また機会やニーズがあれば、障害を持つ方が利用できる制度について勉強し直してみたいと思いますが、ここでは、障害を持つ方で最近の沖縄に行ってないという方へのお話なので、このまま話を進めます。

沖縄における障害者割引

美ら海水族館などの国営の施設は、障害者の手帳を出すことで入園料が半額になることは知られていると思います。ただ、公共交通機関がICカードを利用することにより半額になることを私は知りませんでした。さっそく駅員さんに尋ねます。

私:「障害者割引についてですが、これは、身体・知的・精神、全ての障害者手帳が該当しますか?」

障害を持ったことによって制度を利用したい場合、「障害者手帳を申請する必要性がでてくる」場合があります。厳密にいうと手帳を申請しないでも受けることができる障害を持つ方のための制度もありますが、障害者割引を含め、ほとんどが申請した方がいい場合が多いです。割引制度には手帳の提示を求められることが多いため、直球質問をしました。

駅員さん:「はい。ただし、2年間のご利用になるので、2年後再更新が必要になってきます」

私が障害の種別を全てあえて身体・知的・精神と言ったのは、この中で精神障害者手帳だけ割引を受けられない場合があるからです(例えば、高速道路)。

要するに一回申請すれば、2年後に再訪した際また、申請すれば再度この制度を継続利用できる。2年間も滞在する人はないと思うので申請は一回でいいと思います。デポジットが500円必要になってきますが、一回申請すれば2年間はそのICカードで割引を受けられるのです。レンタカーは借りないで数日ゆいレールとバスを使用するという人がいたら、申請してもいいと思います。

ゆいレールの運賃が高すぎると感じている私です(お国事情があるので主観的にみるとってこと)。この制度を利用すると大人でも子供料金でゆいレールもバスもICカードが使えます。乗り物は全て半額ということになります。

(5)障がい者割引について
①障がい(身体・知的・精神)をお持ちの方は、特定の障がい者手帳を提示することで、ご本人と介護者(1人につき1人まで)は割引率5割(10円単位に切り上げ)が適用されます。
②障がい者割引が適用される乗車券は、普通乗車券(おとなりきっぷは除く)、定期乗車券の2種類となります。

(6)免許返納者割引について
①65歳以上で、運転免許証を返納し発行された「運転経歴証明書」を提示することで、割引率5割(10円単位に切り上げ)が適用されます。

沖縄都市モノレール株式会社 WEBサイトより引用

 申請する場合

お手持ちの障害手帳を駅員さんに提示し、届けを出してそれでおしまいです。そんなに時間も取られません。

ちなみに、精神障害の3級でも手帳さえ持っていれば該当します。手帳さえ持っていれば大丈夫です。

 

まとめ

昔、美ら海の障害者割引半額にも驚いていた私ですが、ゆいレールやバスにも障害者割引を適応するとは、沖縄県。さすが相互扶助の国です。頭が下がる思いで、駅を後にしました。

▼実際のICカード

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障害者割引関係なく、切符買うより楽だし、沖縄によく行くよ!ゆいレールもバスもつかうよ!という方は持っていてもいいカードだと思います。